Twitter10年ひと昔の話

Twitter初ツイートから10年らしいので、ネットの片隅からTwitterをみた景色の話をします。Twitter総括とかではなく1個人から見た変遷の話ですよ。

 

 

 

2006年

Twitterサービス開始。

 

2007年

この頃、個人ニュースサイトからTwitterを知りアカウント作成…したものの、まず日本人がまったくいません。いや居たのだろうけど知り合えません。今のようにおすすめユーザー機能とかないし。

 

おそらくは海外勢もそうだったのか、他国の人たちがやたらフォローしてくれます。日本語でしか書いてないのに。フォローしてくれた人のツイートを見に行くと、ロシア語とかタイ語とかイタリア語とかです。全然読めません。何語か判別できるのはまだマシで、見たこともないぐねぐねした文字を操る人もいます。なぜ私をフォローしようと思たのか謎ですが、よほどまわりに母語のユーザーが居なかったということでしょう。

とはいえ言葉が違う者同士「これ絶対コミュニケーションとれてねーわ」と思いました。

 

英語ならなんとか読み書きできるので、それならと英語で書いて英語圏の人をフォローするも、英語のニュアンスが分からないので楽しみ方がまったくピンと来ない状態でした。

 

そもそもTwitterをはじめとするミニブログという概念がない世界です。

このサービスは何?チャット…?掲示板の亜種?くらいの認識でした。

 

2009年頃

この頃になると、少しずつ日本人が増えてきました。勉強会に行くとちらりほらりとTwitterアカウント持ってる人がいるようになりました。それでも今のようにTwitterアカウント持ってる人が多数みたいな状態には遠くおよびません。

 

Twitterをやってる、というのはそれだけで仲間意識の芽生えるようなことでした。つぶやいててお互い近くにいると分かると「やあやあ。じゃあちょっと会って話そうよ」ってなるくらいでした。これも今ではなかなかないことです。

例えて言うと、人里離れた山の中で人に合うと挨拶したり雑談に発展したりするけど、都会で会っても人がいることなど当たり前過ぎて挨拶しないみたいなもんです。

 

観測範囲ではTwitterアカウント持ってる人は、WEB系エンジニアやWEBサービスに目ざとい人たちだった気がします。たとえIT企業で働いててもまだまだ知らない人は多くて「Twitter?なにそれ」っていう反応も普通でしたが。

テレビでIT関連の番組をやってる時にテレビと連動したつぶやきが流れて未来を感じたりしました。ITとテレビの融合の一片をかいま見た気がしたし、この頃やっとTwitterの楽しさが分かってきました。

 

勝間和代とか、広瀬香美とか、ホリエモン孫正義などの有名人が名前を出してTwitterに登場するようになったのもこの頃だったと思います。

 

身近なユーザーの間で、Twitterは一般に広がってキャズムを超えるかどうかという話題になったりしました。ちなみに私は「WEBエンジニアはともかく、多くの人はPCの前に居っぱなしなわけじゃないので一般には広まらないだろう」派でした。予想は外れました。(当時はスマホも一般的じゃなかった)

 

2011年

簡単にすっ飛ばすけど、Twitterが新聞・テレビなどのマスメディアで紹介されるようになってきました。スマホの普及も始まりました。多くの人がアカウントを持つようになり、お互いフォローしてるというだけで「ちょっと会おうか」みたいな話にはなかなかならなくなりました。以前からのユーザーは居づらさを感じたようで、Facebookに逃げる人が居ましたが、Facebookもすぐに人が増えて逃げた意味はなくなり、またTwitterに戻ってきました。

 

私は、何度かアカウントを作ったり放置したりしました。Wassrmixiボイス、Amebaなう等の類似サービスも使ってみたけど、サービスが無くなったり文化になじめなかったりしました。

Twitterで外国の人が私をフォローしてくれることはなくなりました。

 

最近

ここしばらくはマイノリティな趣味の人や意見の合う人を見つけてゆるいコミュニティを形成するには便利だと思い至った今日この頃(今更)。